2019/03/02のランニングの記録をしたノートです。
ランニングメモ
走るまで
奮発して買ったナイキのフライニットを履いて、初めて家を出た。
用意をしているときに気がついたけれど、ろくなランニングウェアを持っていない。
だから、我ながらひどいもんだけど、上はフジロックで買ったタワレココラボTシャツにコロンビアのオムニテックジャケット(これもフジロックで。ボランティアしたらもらえるやつ)、下はももクロの公式グッズのハーフパンツという格好。
ほぼ日の記事にもあったように、走るための体づくりができる前に走り始めると、すぐに痛めてしまうということだったから、今日はせっかくだけどコースを歩いてみるだけにとどめようかな、と思っていた。
けれど、実際に丸子橋に着いて河川敷を見たら、もうものすごく気持ちよさそう!
天気が良いとはいえ、露出している足が寒かったのもあって、結局は周回コース6km分をしっかり走ってしまった。
とはいえ、まずは芝生の上で一人TK体操をした後、歩くよりも遅いくらいのLSDで。
LSDとは
ランニングにおける「LSD」というのは「Long Slow Distance」の略。つまり、「ゆっくり長く走る」トレーニングなのです。
参考: ほぼ日刊イトイ新聞 – 「ほぼ日」中年陸上部 マイナスからのランニング。
この記事によると「LSDはいいことづくめ!」
脂肪がよく燃えます。
おしゃべりできるくらいの心拍数で長時間走り続けると体が脂肪を燃やしてエネルギーに変えるモードにチェンジします。心肺機能もアップします。
ほどよい刺激を長時間加えることによってゼイゼイ追い込まなくても自然に心肺機能がアップします。毛細血管が発達します。
ゆっくり走り続けると細かい毛細血管が発達します。
これはつまり、体の隅々まで酸素が行き渡るようになるということ。持久力(スタミナ)がつきます。
長時間止まらずに体を動かし続けることによって全身の筋肉が鍛えられ、スタミナがつきます。無駄のないフォームが身につきます。
長時間体を動かし続けると、体が自然と無理の無い動きやリズムを覚えていき意識しなくても無駄のないフォームが身につきます。
と、いうことで、残念ながらおしゃべりする相手はいなかったので、一人で黙々と河川敷を走りました。
走った景色
往路が川崎側で、復路が大田区側。
私の勝手なイメージで、川崎側の方が土手を走れて、より川沿いを走っている感を得られるんだと思っていたけれど、まったく逆だった。
川崎側はたしかに土手だから地面は砂利だし、両側に芝生があったりするけれど、コースと川の間にはゴルフの練習場があったり、ボウボウの背の高い植物が生えていたりで、視界に川が全然入ってこない。つまらないコースだった。
一方で大田区側は、道路と同じ高さで見晴らしが良く、川もよく見えて気持ちが良い。しばらく走ると右手に東京高等学校が見えてきて、おそらくそこの生徒とおぼしき人達が河川敷で部活をしている爽やかな光景が続いていた。
川崎側では、ちょうどランニングイベントをやっていたようで、ゼッケンを付けて走る人や、比較的私より年上のランナーが多かったけれど、大田区側は高校〜大学生っぽい若いランナーが多かった。
大田区側のコース沿いには桜の木がたくさん植わってて、4月になったら満開の桜の下を走れるのかなとワクワクした。
走っている間
スピードが緩かったからか、意外と疲れや苦を感じないまま走り切ることができた。
途中、ガス橋を渡った後に、左膝が痛くなってきたから走るのを止めてみたら、ちょっとドッとくるものがあってびっくりした。走っている間は気づかないけれど、蓄積されているものなんだなぁと。
単純に景色を楽しむこともしたけれど、今自分がやりたいと思っている色んなことを考えることができて、走ることは物事を考えるのに向いているのだなと思った。
走っている間に思い出した作品がいくつかあったので忘れないようにメモしておく。
小説:ラン(森絵都)
自分でもよく思い出したなと思うくらい、かなり昔に読んだ本。
たしか主人公がランニングをする話だったと思う。
ランニングチームに所属して、何人かで走るんだよな…。
自分が走る人となった今、改めて読んでみたい。
ここに書くために調べたら、スピンオフがネット上で公開されていたのを知ったから、続けて読みたいな。
小説:植物図鑑(有川浩)
これもかなり前に読んだ本だけれど、「ラン」よりかははっきり覚えている。
知らない男を拾ったら、その人が野草に詳しくって一緒に野草を摘んで色々料理して食べる話。
河川敷で野草を探すシーンがあったから勝手に脳内で多摩川に変換していたけど、今調べてみたら、多摩川とは特に記載なかったぽい…?
でも映画のロケは多摩川で行われたみたいだ。
これも、多摩川沿いに住むことになった今、改めて読んでみたい一作。
マンガ:NANA(矢沢あい)
言わずもがな、あのNANAである。
多摩川沿いのアパートの一室でルームシェアをすることになる二人の「なな」。
中学生の当時、この多摩川沿いのアパートに憧れてしょうがなかった。
今の家は、多摩川に面しているわけではないけれど、すぐそばだから、あの憧れに少しでも近づけたかな、と感慨深くなった。
走った後
コースを終えて、家まで歩く間に、自販機で500mlのアクエリアスを買ってみた。
普段は500mlを飲み切るのにすごく時間がかかるのに、家に着く前に飲み切ることができた。
自分的にはかなりすごいことで驚いた。
走った感想としては、想像以上に気持ちよく、嫌な思いをせずに走ることができた!
これなら続けられる、と確信した。
これからについて
目標のとおり、週に3〜4回は走る機会を設けたいと思っているけれど、あいにく次の金曜日まで雨が続いているから、それまでは家で体操をして体つくりに励む。
5kmということだから、15分で行けるところまで行って、15分で帰ってくるというのを家を起点に色んなコースで試してみようかなと思う。
近所の道を知る良いきっかけにもなるし!
そして2つ目の目標については、これだけでは漠然としているから、思い切って3ヶ月後に10kmの大会に出ようと思う。
「3ヶ月後、10km」で探したら、まさに多摩川沿いを走るイベントを発見!毎月第一土曜日にやってるってことで、まさに昨日なんかやってるな〜て思ってたやつだった…!
勢いで即申込み!まずはこの日を目標に、体を作りこんでいくぞー!おー!